テクニカルライターMの独り言

書くことを生業にしていても書きたいことが書けるわけじゃない

「異常気象」は本当に異常なのか

「異常気象」という言葉が嫌いだ。
 
天気予報やニュースで頻繁に出てくることに大きな違和感を覚える。
「頻繁」な「異常」は人を鈍感にさせる。
 
本当に「異常」なのか。
気象庁が観測を開始してから150年もたっていないのに、ちょっとした気象の変化を地球の一大事のように伝えられても説得力がない。
 
例年は9月の後半から咲き始めるキンモクセイが、10月半ばになってもよい香りを漂わせている。
 
坂を上ると、気の早いギンナンが踏みつぶされて、独特な香りを放っている。
 
寒暖がやたら激しく感じる今年。
木々も少しは季節を勘違いしているかもしれないが、それを「異常」と言うのは気に入らない。
今年はちょっと面白いね、と思えば、少し楽しくなれるのに。